賃貸物件の生ゴミは放置したらどうなる?保管方法や保管場所を解説!
生活する上で発生する生ゴミ。
生ゴミをそのまま放置しているということはありませんか?
生ゴミを放置しているとさまざまな問題が発生してしまうため、適切な生ゴミの保管方法を知っておかなければなりません。
今回は、賃貸物件における生ゴミの保管方法、保管場所について解説します。
生ゴミを放置するとどうなるかについてもご紹介しますので、賃貸物件の生ゴミの保管についてお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
賃貸物件で生ゴミを放置するとどうなる?
まず、賃貸物件で生ゴミを放置した場合、どのような問題が起こりえるのか見ていきましょう。
虫が発生する
生ゴミを放置しておくと、コバエやゴキブリなどの虫が発生してしまいます。
生ゴミはとても腐敗しやすい状態です。
とくに、夏の暑い時期は生ゴミを1日放置しておくだけで、コバエが発生する恐れがあります。
また、放置する時間が長いと、ハエが生ゴミに卵を産みつけてしまい、大量発生の原因ともなってしまうのです。
ハエの孵化はとても早く、卵は1日で孵化し、10日ほどで成虫になってしまいます。
しかも、1回に産む卵の量は50〜150個と大量です。
このような状態を避けるには、ハエが発生しないような環境作りが大事だといえます。
そして、フタのついていないゴミ箱に生ゴミを放置しておくと、ゴキブリが餌を求めて侵入してしまいます。
生ゴミの中にはゴキブリの餌となるものがたくさんありますので、注意が必要です。
ハエと同様、ゴキブリが卵を産みつけてしまうと繁殖してしまう恐れもあります。
においが充満する
生ゴミを放置しておくと、嫌なにおいが部屋中に充満してしまいます。
生ゴミから発生するにおいの原因は雑菌の繁殖によるものです。
雑菌は水分があり、温度が高い状態であるほど活発に繁殖してしまいます。
とくに、梅雨の湿気が多い時期や夏の暑い時期は雑菌が多く繁殖してしまいますので、すぐににおいが充満してしまうのです。
朝キッチンに放置した生ゴミから雑菌が繁殖して、夜家に帰る頃にはにおいが部屋に充満していたという経験もあるのではないでしょうか。
生ゴミから発生するにおいは、部屋の外に漏れてしまう可能性もあり、近所トラブルにも発展しかねません。
カビの原因となる
生ゴミは、カビの養分となる食べカスや水分が豊富です。
生ゴミを放置しておくとカビが繁殖する原因となってしまいます。
また、カビの胞子が空気中に拡散されてしまうと周辺もカビてしまうのです。
そして体内に入ると、食中毒や気管支炎を起こす恐れもあります。
賃貸物件の生ゴミを保管する方法
生ゴミを放置しておくと、さまざまな問題が発生してしまうことがお分かりいただけたと思います。
それでは、ゴミの日までどのように保管しておけば良いのでしょうか。
生ゴミの保管方法を見ていきましょう。
冷蔵庫や冷凍庫に入れる
生ゴミにカビが生えたりにおいが発生したり、虫が発生する原因には、水分を多く含んでいることが挙げられます。
そのため、生ゴミを捨てる際はできるだけ水気をしっかりと切ることが大事です。
また、気温が高いと雑菌が繁殖して匂いの原因となったり、カビが発生してしまいます。
しかし生ゴミの水気を完全に切ることは難しく、気温が高いからといって、ずっとエアコンで部屋を冷やしておくというのは現実的ではありません。
そこでおすすめなのが、冷蔵庫や冷凍庫に入れてゴミの日まで保管しておく方法です。
冷蔵庫に入れる場合は生ゴミの水分が漏れてしまわないように、ビニール袋を二重三重にしておきましょう。
それでも心配な場合は、生ゴミを保管するためのケースを用意するのもおすすめです。
水分が気になる場合は、冷凍庫で凍らせておくことで解決します。
生ゴミを冷蔵庫や冷凍庫で保管することに抵抗を感じるという方もいるかもしれませんが、出たばかりの生ゴミは腐っているわけではありません。
ポイントは、生ゴミが出た時点ですぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れるという点です。
三角コーナーなどに放置せず、ビニール袋などに入れてすぐに処理しましょう。
新聞紙に包んで捨てる
新聞紙は吸湿性が高く、悪臭を抑える効果があります。
つまり、新聞紙には生ゴミから発生する問題を抑える効果があるのです。
生ゴミをビニール袋に入れて新聞紙に包んで捨てるだけで、悪臭やカビ、虫を発生しにくくすることができます。
また、先ほどご紹介したように、冷蔵庫や冷凍庫で保管する場合も、新聞紙で包んで保管しておくとより効果的といえるでしょう。
生ゴミ処理器を使う
マンションによっては、もともと生ごみ処理機が設備として備えつけられていることもあります。
しかし、賃貸物件ではそのような設備は少ないです。
そのため冷蔵庫や冷凍庫に入れて保管したくない、新聞をとっていないので新聞が家にないという方は、家電量販店などで売っている生ごみ処理機を使用することをおすすめします。
生ゴミ処理器は、生ゴミを加熱乾燥したり、微生物分解をしたりして処理するアイテムです。
生ゴミを入れて放置しておくと、水分が抜けて軽くなりゴミ捨ても簡単になります。
ベランダなどで植物を育てている場合は、肥料にもなるためおすすめです。
賃貸物件でおすすめの生ゴミの保管場所
生ゴミが発生する場所はキッチンですが、三角コーナーなどに生ゴミを放置しておくのは避けましょう。
しっかりと水気を切ってビニール袋に入れてゴミ箱に入れることが基本ですが、気温が高い時期などは匂いやカビ、虫が発生することは先ほどもご紹介しました。
分譲マンションの場合は、生ゴミ処理器が設置されていたり、一戸建ての場合は庭にコンポスターなどを設置して肥料にしたりするケースもあるかと思います。
しかし賃貸ではそのようなことは難しいので、保管場所を確保する必要があるでしょう。
ゴミをそのままベランダに保管しておくという方も多いと思います。
しかし、気温の高い時期はとくに虫や匂いが発生して近所トラブルになる可能性もありますのでおすすめできません。
最後に、賃貸物件でおすすめの生ゴミの保管場所についてご紹介します。
フタ付きのゴミ箱
フタ付きのゴミ箱をキッチンに置いておくと生ゴミの処理が簡単です。
しかし、気温が高い時期はゴミ箱の中でカビが生えたり匂いがこもってしまいますので、ゴミ箱で保管するのは比較的気温が低い時期におすすめとなります。
先ほどお伝えしましたが、新聞紙に包んだり、重曹を入れたりすることで、においを抑えることが可能です。
冷凍庫に保管
先ほどもご紹介しましたが、生ゴミの保管場所に最適なのは冷凍庫です。
とくに、においが発生しやすい魚や肉などの生ゴミは水分を切るのが重要ですが、どうしても水分が残ってにおいが発生してしまいます。
そのため、水分を凍らせることができる冷凍庫は生ゴミの保管場所に最適といえるのです。
ベランダで保管する
家の中に生ゴミを置いておくのに抵抗があるという場合は、ベランダにフタ付きのゴミ箱やゴミ専用のクーラーボックスを置いておくと良いでしょう。
しかし気温が高い時期はにおいが発生しやすいので、クーラーボックスの中に保冷剤や氷を入れて冷やしておくこともおすすめです。
まとめ
今回は、賃貸物件で生ゴミを保管する方法や保管場所について解説しました。
また、生ゴミを放置すると起こりえる問題についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
においや虫、カビが発生してしまうと衛生的にも身体にも悪く、ご近所トラブルに発展する恐れもあります。
今回ご紹介したような方法を試して、生ゴミを適切に保管して処理してください。
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