賃貸物件にぴったりなカーテンを取り付けたい!選び方と測り方について
賃貸物件のカーテンを選ぶとき、皆さんはどんな選び方をしていますか?
「量販店に売っている商品を買えば良い」と思っていませんか?
もちろんサイズが合えば問題ありませんが、万が一合わなかった場合、当然失敗してしまいます。
本記事では、そんな失敗を防ぐための「カーテンの選び方」について情報をまとめてみました。
賃貸物件の一般的なカーテンサイズの選び方
賃貸物件にカーテンを取り付ける場合、サイズや選び方など何を目安にするべきか迷っている方は少なくないでしょう。
当然、物件によってカーテンサイズは異なりますから、事前にきちんと確認することが大切です。
ここでは一般的なカーテンサイズの選び方についてご紹介します。
一般的なカーテンサイズ
ひと口にカーテンといってもサイズや種類はさまざまです。
そのため、以前使っていたものが合わないなんてことも少なくありません。
しかし、「一般的なサイズ(既製品)」というものは存在します。
遠方でなかなかサイズを測れないという方は、ぜひ既製品を参考にしてみてください。
まずサイズ展開は3つ、幅は100cmと決まっており、丈は135cm・178cm・200cmが展開されています。
これらを「ゴールデン3サイズ」と呼び、量販店は既製品を展示しているところがほとんどです。
3サイズとされている理由は、ひと昔前の高度経済成長期や政府の政策などが関係しています。
この頃は多くの団地やマンションが建設されたため、窓サイズも統一され、量販店に3サイズがたくさん流通されました。
現在は住宅の多様化によって既製品では対応できない窓が増えたことから、事前に測っておかないと失敗しやすいのでしょう。
実際、オーダーサイズで注文される方も増えてきています。
ちなみに賃貸物件はカーテンサイズが明確に決まっていないので、新築でもきちんと測るほうが賢明です。
一人暮らしの場合の選び方
一人暮らしの場合、カーテンを取り付けることでセキュリティ対策になったり、また室温調節もしやすくなり冷暖房の効率が高まります。
しかし、一人暮らし向けの物件もいろんなタイプがあり、窓の数や大きさも物件によってさまざまです。
そこで一人暮らしの方が選び方で意識したいのが「窓に合ったもの」「部屋に合ったもの」「遮光タイプ」などです。
窓や部屋に合ったものを選ぶのは分かりますが、遮光タイプが良い理由は何でしょうか?
それは、「防犯」が関係しています。
遮光タイプにすることで外から室内が見えにくくなるため、とくに女性の一人暮らしにはおすすめです。
賃貸物件のカーテンの選び方と測る方法
それぞれの賃貸物件に合ったものを選ぶためにも、正しい寸法を測る必要があります。
選び方のポイントにもなるので、知っておくと役に立つでしょう。
カーテンレールを確認する
まず、レールの有無を確認することが大切です。
賃貸物件の場合、機能レールが使われている物件が多く、なかにはレールが付いていないところもあります。
ですので、内見の時点でレールの有無をしっかりチェックしておきましょう。
またドレープタイプとレースタイプのいずれかしか取り付けられない場合もありますので、細かいところまで確認しておくと失敗しにくくなります。
幅と丈の寸法を測る
次に寸法です。
寸法は幅と丈を測りますが、間違えてはいけないのが窓ではなくレールに取り付けるというところです。
窓に合わせてカーテンを購入してしまうと、寸法が合わず失敗しやすいので、必ずレールの幅を基準に測りましょう。
ちなみに、ランナー(金具)の端から端まで測るのがポイントになります。
丈の寸法は、カーテンのタイプによって測り方が変わってきます。
レースの場合はドレープより1cmほど短いものを選びます。
また掃き出し窓は床との間に立ち上がりがあるものもありますので、必ず床まで測るようにしてください。
採寸した丈から-2cm短いものを選ぶとベストです。
腰高窓はランナーの下から窓枠まで少し長めのカーテンを選ぶことで熱や光漏れを遮断できるようになります。
カーテンの選び方は、採寸した丈の-15cmくらいがベストです。
窓がある場所を確認する
寸法だけでなく、窓がある場所もカーテンの選び方で重要になります。
たとえば、共用通路側に窓がある場合は、外から室内が見えやすいので遮光タイプなど生地の素材も意識して選びましょう。
基本的に賃貸物件は、共用通路に面した窓は擦りガラスにしているなど工夫されていますが、どれくらい透けるかは物件によってさまざまなので、窓に小物などを置いて確認してみてください。
とくに女性の一人暮らしは入念にチェックしておきましょう。
賃貸物件のカーテンの必要性と色の選び方
高層の物件だと外からの視線がないため、「とくに取り付けなくても良いのでは?」と思う方もいるでしょう。
しかしカーテンがあることで防犯になったり部屋の印象を変えられることを考えると、必要性は決して低くありません。
そこでここでは、どれくらい必要なのか、また選ぶときの色などについてご紹介します。
部屋を広く見せる色と柄
色によって、部屋を広く見せたり狭く見せたりします。
「広い間取りを選んだのに、なんだか圧迫感がある」という方は、もしかしたら部屋が狭く見える色や柄を選んでいるのかもしれません。
ポイントは、以下が挙げられます。
●家具と同系色のものを選ぶ
●壁の色と合わせる
●柄は控えめがベスト
●ストライプやボーダー
まず「家具と同系色のものを選ぶ」ですが、色が調和するので部屋に統一感が生まれます。
これは「壁の色と合わせる」も同じことが言えます。
壁はホワイトやアイボリーなどが多いですから、それに合わせることで柔らかい印象の部屋にもなるでしょう。
また柄は、控えめなほうがベストです。
派手すぎると圧迫感を与え、部屋を狭く見せてしまいます。
柄ものを取り入れたいのであれば、ストライプやボーダーなどがおすすめでしょう。
女性は遮光カーテンがおすすめ
色だけでなく、遮光性も重要です。
とくに女性の方はストーカーや性犯罪などの危険性もありますから、おしゃれさや可愛さだけで選んでしまうと失敗します。
ちなみに、遮光性にもタイプがあり、完全に光を遮るものと少し透けて見えるものがあります。
しっかり遮光したい方は遮光率100%の「完全遮光」のものを、ある程度外の光を取り入れたい方は遮光率99.40%の「遮光3級」のものが効果的です。
完全遮光は外から一切人影が見えない、光も入らないので、光に弱い方や先ほども述べたように女性の方であればおすすめでしょう。
似たようなものに「遮像レース」というものもありますが、こちらは日中も外から室内の様子が分からないので、遮光性よりもセキュリティ面が高くなります。
プライバシーをしっかり保護したいという方は、ぜひ選んでみてください。
住環境に合わせて必要な機能を取り入れる
ひと口にカーテンといっても素材や種類はさまざまです。
ですので、必要に応じて機能を選ぶのも選び方のポイントになります。
セキュリティ対策なら遮光や遮像がおすすめですが、「西日が強い」場合は遮熱タイプが効果的でしょう。
外の音が気になる方は防音機能が付いたものを、なかには保温機能が付いたものもあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
近年は賃貸物件の窓もいろんなタイプがありますから、既製品を選んでしまうと失敗してしまいます。
ですので、内見のときにしっかり寸法を測り、ぴったりのカーテンを購入するようにしましょう。
また機能性を重視することで防犯対策にもなります。
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