駅から遠い賃貸物件を選んだ際のメリット・デメリットを解説!
賃貸物件を選ぶ際、駅から近い場所に希望の物件が見つからないというケースは、少なくありません。
その際に、ちょっと駅から離れてみると、希望の物件がみつかることもあります。
今回は、駅から徒歩20分以上離れている賃貸物件にスポットをあてて、メリット・デメリットなどをご紹介していきます。
駅の近くで、希望の物件が見つからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
駅から遠い物件の概念や徒歩計算の方法について
駅から徒歩10分以内の物件は、駅チカ物件といって、駅に近ければ近いほど人気があります。
逆に徒歩20分ほど離れた場所は、駅から遠いという印象があります。
不動産ポータルサイトなどの物件検索でよく見る、徒歩○分とはいったいどのように計算しているのでしょうか。
また、駅から徒歩10分や20分とありますが、距離はどのぐらいなのか、その計算方法も気になりますよね。
目安として使われているのは、1分80mです。
1分間に80m歩く事を基準として計算すると、駅から徒歩10分ということは、駅から800mの場所に物件があるということになります。
しかし、駅から徒歩10分と書いてあっても、実際住んでみると12分だったということも少なくはありません。
なぜこのような事がおこるのかというと、物件の表記は単純に地図上の距離から計算しているからです。
たとえば、駅から地図上で1kmの場所に物件があるとしましょう。
1分間80mということは、1km先の場所にたどり着くには、12.5分かかることになります。
しかし、駅から物件までの間に信号や踏切などがあった場合、待ち時間を入れると12.5分を超えることとなってしまうのです。
坂道や人混みがある場合は、歩く速度が落ちますので、もっと時間がかかるでしょう。
また、表記されているのは、駅から物件までの距離で計算していますので、エレベーターや階段を使って部屋にたどり着くまでには、もっと時間がかかることになります。
また、人それぞれ歩く速度が違うというのもポイントです。
1分間で80m以上歩く方もいれば、1分間で80m以下の方もいるでしょう。
不動産の物件を探す際、表記されている時間と実際の時間の誤差を調べるためには、実際に駅から物件まで歩いてみるのが良いでしょう。
遠方で現地に行って調べることができないという場合は、地図などである程度下調べをしておくとよいでしょう。
駅から遠い物件のメリットは?
次に駅から遠い物件のメリットについてご紹介します。
家賃が安い
駅から遠い物件の大きなメリットは、家賃が安くなるということです。
たとえば、駅から徒歩10分以内、間取りが1LDK、家賃7万円という希望条件があったとしましょう。
間取りや家賃を妥協できないという場合は、駅からの距離を遠くして探してみると見つかることがあります。
駅から徒歩5分と徒歩20分では、1万円以上の差があるということも少なくはありません。
なんとなく徒歩10分以内という条件にしたけど、実際はそんなに駅を利用しないなどという方もいるでしょう。
その際は、駅から離れると、家賃が安くなる傾向がありますので、条件を見直してみることをおすすめします。
間取りが広い
駅から離れているということは、土地も安くなるということです。
土地を広く確保することもでき、同じ部屋数でも駅から遠くなるほど部屋が広い傾向にあります。
たとえば、同じ家賃のワンルームでも、駅チカ物件では6帖、駅から遠くなると10帖の広さがあるということもあるのです。
また、駅チカでは、予算上1ルームしか借りられないという場合も、駅から遠くなると1LDKの物件が借りることができるという場合もあります。
騒音が少ない
駅周辺が繁華街という場合は、住んでから騒音が気になるということもあるでしょう。
しかし、駅から遠くなると喧騒や大通りの車の騒音などが気にならなくなるというメリットもあります。
静かに落ち着いて暮らしたいという方には、むしろ駅から遠いほうが好都合といえるでしょう。
健康的
駅から遠いとそれだけ歩くことになりますので、健康的になります。
健康を意識する方のなかには、通勤時に一駅前で降りて歩くという方もいるぐらいです。
毎日、交通機関を使って通勤するという方は、自然と健康的になれるのがメリットといえます。
また、歩くのが面倒という方でも、駅まで自転車を利用すれば健康的です。
バス停が近い場合もある
駅から徒歩○分という表記は、たいてい地下鉄や鉄道の駅です。
地下鉄や鉄道の駅からは遠いものの、バス停が歩いて30秒などの好物件もありますので、バス停のチェックも忘れずにしておきましょう。
色々なお店に寄りやすい
駅チカの物件に住んでいると、駅から物件の間のお店を利用することがほとんどでしょう。
駅から遠い物件ですと、家にたどり着くまでに色々なお店に立ち寄りながら帰れるというのがメリットです。
駅から遠い物件のデメリットは?
最後に、駅から遠い物件のデメリットをご紹介します。
天候が悪い日は大変
晴れた日は、歩くのが苦にならないという方も、悪天候の日は大変と感じることも多いものです。
傘をさしていても、風が強い日だとびしょ濡れになってしまいますよね。
また、朝は雨が降っていない場合でも、家に帰る時間に雨が降ってくることもあります。
その場合は、雨具などを用意していないので、近くのコンビニエンスストアで傘を買って帰るということも考えられます。
駅から遠い物件に住む場合は、折りたたみ傘などを常にバックに入れておくなどの対策が必要になるでしょう。
荷物が多いと大変
荷物が多いと家までの帰り道が苦痛になります。
駅からすぐの距離だと気にならない荷物でも、徒歩15分、20分となるとハードなものでしょう。
また、駅の近くにしかスーパーマーケットやコンビニエンスストアがないという場合もあるため要注意です。
仕事がある日は、駅周辺で買い物をして帰ってくることができますが、休みの日は駅までいかなければいけなくなります。
駅から遠い物件に住む際は、物件の近くにスーパーマーケットやコンビニなどがあるかどうかもチェックしておきましょう。
お米やペットボトルなど重いものは、配達してくれるお店で購入するか、ネットで購入するという方法もおすすめです。
治安面が心配な場合も
駅から離れると、極端に人通りが少なくなったり、街灯が少なくなったりすることが多く、夜道が暗いということも考えられます。
駅から遠い物件を選ぶ際、治安面が心配という方は、夜に実際駅から物件まで歩いてみることをおすすめします。
とくに女性が一人暮らしをする際は、防犯ブザーなどのグッズを常に持ち歩くようにするとよいでしょう。
バス代などのコスト
駅から離れすぎてしまって、徒歩では無理という場合もあります。
その際は、駅までバスを利用するという方もいるでしょう。
駅チカより家賃が安いというメリットがあっても、バスの定期代のほうが上回ってしまっては本末転倒ですよね。
また、自転車を利用する際も駐輪場にお金がかかる場合もあります。
駅から遠い物件を選ぶ際は、駅が遠くなることで加算される費用がないか、しっかりシミュレーションしておきましょう。
まとめ
今回は、駅から遠い物件のメリット・デメリットをご紹介しました。
駅から遠い物件は、一見不便そうに思えますが、メリットがたくさんあります。
1番の魅力はなんといっても、家賃が安いことでしょう。
駅チカでなかなか希望の物件が見つからないという場合、ちょっと駅から離れてみると希望通りの良い部屋がみつかるかもしれません。
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